ワーキングデスク11
素材  : パイン集成材 パイン
サイズ : 1300×800×760(高)
仕上  : オイル仕上げ

Simple wood working
ガッチリとしたワーキングデスクです。

高身長のお客様からのご依頼で、今使っている机が低すぎて使いづらい。
高くて、天板が広くて、作業台のように頑丈な机がほしい、、とのご要望でした。
ご自宅へ伺い採寸をしたところ、机の高さは76センチほどが適当と分かりました。
76センチという高さは、輸入家具では時々見かけることがありますが、日本人サイズとしてはかなり高めで、市販品で見つけることは難しいでしょう。

このようなときが、手作り家具屋の面目躍如です。

お客様は、論文などを書いたり資料を調査したりというお仕事で、机はまさに仕事の舞台でもあります。

机の高さが合わないのは論外として、ちょっとしたぐらつきでも集中力が削がれて能率が上がらない事態になってしまいます。


揺すってもぐらつかない頑丈な構造、それを実現するために、脚は太めとし、さらに背面のつなぎ材をH型に配置することで剛性を高めました。
つなぎ材は沓掛として底部をつなぐことが一般的ですが、それだと足に当たって邪魔に感じることがあります。
このため、後ろ脚の比較的高い位置をつなぎ、それと直角に材を渡してH型を作ることにしました。

これで広々とした足周りながら、揺すってもびくともしない極めて強固な剛性を保つことができます。

当初は橋桁のように、つなぎ材を斜めに配置するトラス構造を考えていたのですが、さすがにそれはやり過ぎ、考えすぎじゃろう。。 という事で却下したという経緯も・・
作業台のように頑丈な机を・・というご要望に十分お応えした仕上がりとなりました。
2016年10月製作  お届け先 福岡県
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無骨な印象ながらも、天板手前には丸い面取りを施し、手当たりを柔らかくしています。

ちょっとしたことですが、長い時間使っていると、ちょっとしたことが大きな差になるのであります。
素材はパイン集成材。
機能と低価格を両立させました。

ダイニングテーブル並みに広い天板。
資料をいっぱい広げて作業することができます。

実用性バッチリのワーキングデスク、お仕事が捗ること間違いありません。