素材　 ：　マホガニー（フィジー産）
仕上　　：　オイル仕上げ
サイズ　：　1800×800×750高

大きな書斎机です。

天板サイズは1800×800ミリで、8人掛けダイニングテーブル並みのサイズです。

左右に引出、そして、中央にパソコンキーボード用の、スライド式棚板を備えました。

このように、手前に引き出して使います。

材はマホガニー。
世界三大銘木とも称される美し材で、お客様たってのご要望をお受けし、取り寄せました。

ここで、マホガニーについて少々うんちくを。。

マホガニーは、キューバ産、ホンジュラス産など、中米産の評価が高い材ですが、資源の枯渇により現在は取引が禁止されている希少材です。
今は、マホガニーといえばアフリカンマホガニーなる材が流通しているようですが、これはマホガニーによく似た別種です。

別種ではなく、真性マホガニーを・・ということで、あちこち探したのですが、取引制限の希少木のため、なかなか見つかりません。

キューバ産は絶滅、ホンジュラス産は取引禁止で、それ以外の産についても等しく資源枯渇が叫ばれている現状では、伐採は控えられ、流通も殆ど無く、たまにあっても小さな材で、家具に使うことはできません。

幻の材であることを、改めて思い知らされることになりました。

改めて感じるマホガニーの魅力とは、何と言ってもその肌合いと色合いです。
写真ではなかなかお伝えすることができませんが、ひとことで言うと、妖艶　という言葉がピッタリくるような、なんとも言えない妖しい魅力があります。

色合いはオレンジがかったブラウンで、光の加減でその色合いが波打つような、とても複雑な表情を見せてくれます。
そのため、上品な中にもどこか妖しげな雰囲気が漂い、じっと見ていると、つい惹きこまれてしまうような思いにとらわれます。

この魅力を最大限味わいたい。
ということで、引き出しの中身も含め、すべてマホガニー無垢材でお誂えしました。

デザインはシンプルながらも、大変贅沢な書斎机となりました。

そのような中で、ようやく見つけたフィジー産の真性マホガニー。
材木屋さんの倉庫で驚喜！！

かなり古いロットの不動在庫で、倉庫の隅に眠っていたものを引っ張りだしてもらいました。

ホンジュラス種のマホガニーを、フィジーに移植植林して育てたもので、色も濃く、良質の原板です。

設置後の写真をいただきました。

自然光のもとでももちろん美しいですが、夜、電球色の光りに照らされると、、どうでしょう。。　この何とも言えない妖艶な魅力。


机を愛でつつ、一杯やれそうですね。

マホガニーに・・・乾杯♪