ステンドグラスです。
まあ、私が作ったのはフレーム（木枠）なのですが・・・

家の新築に合わせて玄関の窓にステンドグラスを取り付けたい、、とのご希望でした。

私がステンドグラスを作ることはできませんので、長くお付き合いをさせていただいているアトリエをご紹介させていただきました。

現場で採寸してアトリエと打ち合わせを繰り返し、共同作業で仕上げていきました。

実際の製作に際しては様々な困難があります。

ステンドグラスは工業製品ではなく一品一様の完全手作りです。
このため、ガラスのサイズや厚みもまちまちで、歪みがあることもしばしば。

これをフレームに収めるためには、適度な寸法的遊びを保たせつつも、はめ込んだ後にガタツキがでないように工夫しなければなりません。

加えて、今回はフレームを窓枠に取り付けなければならないため、内も外も寸法的縛りを受けての設計となりました（胃が痛くなりそう）

そして、満を持しての取り付けです。

まずはステンドグラスアトリエに行って、ステンドグラスを枠にはめ込みます。
傾けると壊れてしまいそうなので、そろ〜っと、ゆっくり慎重に。

うまく、入りました！！

車に詰め込んでお客様宅へ。
フレームを窓枠に入れ込む作業はリハーサルなしの一発勝負。

念入りに採寸しているので、きれいに収まる。。　はず。

ドキドキしながらゆっくりとフレームを立てて窓枠へ・・・
入りました！！！

固定用の枠止めを打って完成。
無事に納めることができました。


出来上がった様子は圧巻の一言。

ダイニングテーブル並みの大きなステンドグラスです。
デザインはフランク・ロイド・ライトの意匠をモチーフにしたものだそうで、玄関の風景が帝国ホテルのように格調高くなったのは決して誇張ではありません。

大変でしたが、とても印象に残る仕事でありました。


ステンドグラスアトリエはこちら　→　アトリエむらい

2018年12月製作　お届先　福岡県

取り付ける前の窓です。
ガラスはめ殺しの大きな窓で、大きさは四人がけダイニングテーブルほどもあります。

ステンドグラスアトリエにとってもかつて無いほど大きなサイズになるとの由、気合が入りました。