素材　 ：　　みずめ桜　ウォールナット
仕上　　：　オイル仕上げ
サイズ　：720×450×170（高）

和室に置く小さな卓のご相談です。
素材はみずめ桜、とても美しい木です。　　お客様が自ら材木屋さんより購入になられた物をお預かりして作成いたしました。

自然木ですが、比較的捩れも少ない良材です。　　せっかくなので、木の自然な形のまま卓に仕立てましょうということでお話を進めることになりました。　　さあ、では脚の形をどうしようか？　　あれこれ悩んだ結果、ブラックウォールナットを用いた写真のような形に仕立ててみました。

天板のみずめ桜は、かなり木目が交錯しているため、逆目を掘らないように鉋を頻繁に研ぎ、少しずつ削りながら慎重に仕上げていきました。　　木目が複雑な分、オイルをかけた時の発色も複雑で、それがとても美しい天然のデザインになりました。　　みずめ桜・・・カバノキ科の木です。　初めて使いましたが、きれいな木ですね。　　また使ってみようかな？　　

天板を上から見たところですが、きれいでしょ。　　実物はもっときれいなのですが、写真ではなかなか再現できないのが残念！　（なんて、単に写真の腕が悪いだけかも？）

納品に伺ったのは、2004年12月30日のこと、和室にはお正月の飾り付けがされていました。　　この酒卓で飲む日本酒はおいしいでしょうね。　　私も自分用にひとつ欲しくなりました。