素材　　：　チェリー
サイズ　：　870丸　×　420（高）
仕上　　：　オイル仕上げ

挙式を控えた若いカップルへ、ご両親からのプレゼントです。

ご新居に置く「ちゃぶ台のような」テーブルをお探しでした。
ご相談いただいたとき、ちょっと感慨深いものがありました。　　　私も、結婚当初にリビングに置く丸いローテーブルを北海道の木工家の方に作っていただいたことがあります。　　初めて所有した無垢の家具で、その素晴らしさに惚れ惚れしたのを覚えています。　　長い年月を経て、そのテーブルにも傷や汚れなどたくさんついていますが、もちろん今も現役で、私の家で活躍してくれています。

今回は、私が作るほうです。　　何だか、不思議なめぐりあわせを感じました。

さて、いろいろとご相談をさせていただいたのですが、折りたたみ式ではなく、固定式の脚とし、天板も重厚なものにしましょう、ということになりました。

天板の周囲は、ご要望をお受けして、飾り面を設けました。　　ちょっとレトロな感じがしますね。　　また、写真ではちょっと分かりにくいのですが、脚の外側は天板のカーブに合わせて、ほんの少し丸くなるよう、鉋で削っています。　　雰囲気がやさしくなりました。　　

高さは、厚めのクッションや座椅子などを使われるとのことで、ちょっと高めの420ミリにしています。　　　正座をして丁度よい高さかな？

天板の裏には、ご両親からの思いを込めた記念の文字を焼付けしています。　　

いろいろな思いがこもったテーブルです。　　これから始まる新しい生活の証を、このテーブルに刻んでいっていただければと思っています。

末永くお幸せに！！