小ぶりなローテーブルです。

普通のテーブルのように見えますが、脚の取付がちょっと凝っています。

ご覧のように、五枚組と呼ばれる伝統技法を用いて、脚を直接天板に取り付けているのが大きな特長です。

こうすることで天板下の幕板を廃し、足元スペースを大きくすることができますし、また、組手がデザイン上のアクセントにもなりますね。

市販の家具ではなかなかお目にかかれない、手づくり家具ならではのこだわりです。

この通り、足元スッキリ♪

ただ、幕板をなくすことで天板の反りや捻れの懸念がでてきますが、これらの防止のために、天板裏に二本の吸い付き桟を叩き込んでいます。

天板の伸縮を逃がしつつ、反りや捩れをおさえる。
これも、古来よりの伝統的な木組み技法です。

素材はホワイトオーク。
固く、強い素材です。

小ぶりながらも、木組みの魅力がキラリと光る仕上がりとなりました。

設置後の写真をいただきました。

80センチ角、ちゃぶ台サイズで、大きすぎず、小さすぎず、、
いろいろな使い勝手がありそうですね。

こだわり満載のローテーブル。
ご愛顧いただきますよう。