長い机
素材  : ホワイトオーク
仕上  : オイル仕上げ

サイズ : 2590×500×700(高)

Simple wood working
長〜い机です。

だいたい、作品の名前の付け方が実に安直であると方々から指摘されておりますが・・まあ、でも、長い机というのが最もわかりやすいでしょ。

ご覧のとおり、壁いっぱいを占める長い机なのです。
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リビングの壁いっぱいに収まる机を・・とのご要望でした。

ご自宅に伺っていろいろ話を伺ったのですが、さて、この壁、長さが2.6メートルほどもあります。

長い ううむ。

どうやって加工しようか、どうやって運搬しようか?
そして、どうやって壁いっぱいに収めようか?

いっぱいに隙間なく納めるためには、寸法をギリギリまで詰めなければなりませんが、しかし、ほんのちょっと長くても絶対に収まりませんし、また、壁には微妙なねじれなどの寸法誤差があるのが常ですので、きっちり納めるのは至難の業なのです。

ううむ。
そこで、採寸用の長棒を準備し、収まる部分の寸法を幾つかサンプル採取して臨むことにしました。

さて、うまくいくかどうか?
あとは出たとこ勝負であります。


納品日・・
ドキドキしながら天板を壁に沿わせて押し込んで行きましたが・・・

入らない・・!

壁につっかえて止まります。
それでも少しずつ、手のひらで叩きながら入れ込んでいきましたが、やはり 固い。
これ以上無理をすると、壁紙を破ってしまうかもしれません。

断念。


しかし、これはある程度予想された事態。
ぴったり収めるために、あえて寸法に遊びをもたせず、ギリギリで切ってきました。

そして、収まり具合を確認し、微調整代を現場で確認しようという作戦です。

確認の結果、5ミリほど切断すれば良いと判断。
一旦工房へ持ち帰り、切断した後、再度挑戦。

今度は ピタリと収まりましたよ(安堵)
厳しい仕事でしたが、無事納めることができてよかったァ

ちなみに、この机・・・
左側はパソコンスペースで、中央と右側はお子様2人の学習机となります。

リビングで、お母さんとお子様2人が並んで、仲良く机につくことができます。
机下には教科書などを置く本棚を取り付けました。

個別の学習机も良いですが、リビングで全員揃って机につく。
きっと、楽しい笑い声が響いていることでしょう。

もちろん宿題もはかどっている・・・はず、ですよね。
2011年7月製作 納品先 福岡県