キッチンカウンター、あるいはキッチンキャビネットとでも言うべきでしょうか。
キッチンに置き、いろいろな調理器具を収納する家具です。

ホームページをご覧になり、お問い合わせをいただきました。

以前よりキッチンカウンターを探しており、
希望に合うものがなかなか見つからず、
何件かオーダーの見積もりもとったのだけれど、なかなか手の出ない価格で、
こうなったら自分でＤＩＹでも・・と考えていた折、弊ホームページをご覧になり、ご相談をいただいた次第です。

そうです。
手作り家具や、オーダー家具は、やはりどうしても高価にはなってしまいますが、しかし、その中でもいろいろと知恵を絞れば、コストダウンも可能です。

手作り家具を身近に・・をスローガンとしている弊工房にとって、低予算へのご希望にお応えするのも大事な使命。

いろいろと知恵を絞り、打ち合わせを繰り返しながら、細部を決めていきました。

本体は高級材のチェリー無垢板を用いていますが、機器が乗るスライドレールにはよく似た風合いのアルダー集成材を用いました。

アルダー集成材は、チェリーに劣らずきれいな材ですが、比較的安価に入手できるのです。

カウンターですので、間仕切りも兼ねています。
このため、反対側も外観面です。

ここにチェリー無垢板を用いると相当に高価になってしまいますので、チェリー突板を用いて外装しました。

下に見えている黒い部品は、配線の取り入れ口です。

2013年10月製作　お届先　兵庫県

全体寸法、そして、各部の寸法は、お手持ちの機器に合わせてミリ単位で決めていきました。

特に、全体寸法は、輸送料が変わる三辺サイズぎりぎりの寸法に設定して、輸送コストも抑えています。

お届け後、サイズもぴったり収まったとのご連絡をいただきました。
苦労が報われた瞬間でした。