さて、ご覧のとおり小さな箱です。

二枚扉がついているようです・・
さて、これは何でしょうか？

開くと・・・

まるでびっくり箱か、飛び出す絵本のようです。

上に飛び出ているのは鏡ですね。
そう、もうお分かりのことと思いますが、これは化粧品箱、コスメボックス、あるいはミニドレッサーと呼ぶべきでしょうか？

女性必須のアイテムで、奥様への贈り物としてご相談をいただきました。

それでは、順次ご説明をしていきましょう。

まずは鏡です。

このように、スライド式のステーを引き出して・・

鏡を立てます。

フリーストップ丁番を取り付けていますので、好きな角度に鏡を調節することができますよ。

左扉には小物入れ。
何が入るのでしょうか？？

右側はこの通り。
ミニテーブルが倒れて、小物置きになります。

そして、メインの引き出し式トレイです。
高さ違いで、たくさんの収納ができますね♪

天板と側板は、伝統技法の通し蟻組で連結。
構造にもとことんこだわりました。

これらのこと、お客様からアイデアをいただき、それを元に構造やデザインを考えていきました。

いやいや、自分一人では到底このようなことは思い浮かばず、まさにお客様との二人三脚で作り上げた化粧品箱です。


多くが初めて手がける機構であり、また、普段作っている家具よりも大きさが二回りほど小さいこともあって、設計から試作、そして製作に至るまでかなり難儀をしましたが、なんとか完成に漕ぎ着けることができました。

ウンウン言いながらの製作は、大変ながらも複雑なパズルやプラモデルを組み立てているようでもあり、それはそれで楽しい日々でもありました。

扉を閉じると、この通り。

あの、新兵器満載の機構も、扉を閉じるとこのようなシンプルな佇まいとなります。

化粧品箱、コスメボックス、あるいはミニドレッサーです。
愛妻家の皆様・・奥様へのとっておきのプレゼントとしていかがでしょうか？

もちろん、女性の方からのご注文も承っておりますので、是非お問い合わせくださいませ♪


（作るのは大変だけどね〜）

ちなみに、この化粧品箱、、となりの整理箱と合わせてのお誂えです。
二つ並ぶと、なかなかの存在感ですね。