文机

パソコンの普及で、今ではゆっくり手紙を書くような機会は減っているかもしれません。

しかし、時にはキーボードの代わりにゆっくりと万年筆を握ってみたくなりませんか？　忙しい毎日の中で、ゆっくりとものを書く時間をとるくらいの余裕は持っていたいものです。

そのような思いを込めて文机を作ってみました。

天板と側板の組み合わせは、蟻組という昔ながらの技法を用いています。　　組み合わせの模様が面白く、がっちりと丈夫に組みあがります。　　左側の脚は、吸付き蟻という技法によってすっきりとまとめました。

文机という言葉自体、あまり聞かなくなっているこの頃ですが、物を書く以外に酒卓や裁縫机などにも応用がきく便利なものです。

昔ながらの技法で組まれた、昔ながらの文机。
いかがでしょう・・・万年筆を握ってみませんか。