木工房シンプルダイニングテーブル

ご自宅を新築されたの機に、ダイニングテーブルのご相談をいただきました。
ご相談いただいたのは地鎮祭の前です。　　リビングの図面を見ながら打ち合わせをさせていただきました。

広いリビングで、アイランドキッチンの前がダイニングテーブルのスペースになります。　　図面を見ながら大きさなどを絞り込んでいく作業はとても楽しいものでした。　　　床材を含め、家具などにパインを多用する空間になる予定で、パインで少々甘くなりそうな空間を引き締めるような重厚なテーブルを、とのご要望でした。

装飾を廃して直線で構成された重厚なテーブル・・・・そう、作業台のようなイメージのテーブルを、ということで基本方針が決まりました。　　さて材種は何を使おうか？？　　　濃い目の色ということから検討はスタートしたのですが、ウォールナットやチェリーはエレガントすぎてちょっとイメージが違うかな？　　などなど、いろいろと検討の上、ホワイトオークで行くことに決定・・・ホワイトオークは上品な木目の中にも、男性的な力強さを感じさせる素材なのです。　　そして重い・・・　重厚な作業台のようなイメージにはぴったりですね。

テーブルの端には、木を横に渡す端バメという構造を採ってアクセントとしました。　　ちょっと変化がありますね。

さて、製作は重さとの戦いといった感じで、厚さ40ミリを超す天板をひっくり返すのも一苦労、腰痛が・・・などと言っている場合ではありません。　だいぶ鍛えられました（笑）

とても一人で持つことはできず、納品時は旦那様のお世話になりました。　　誠にありがとうございました。

椅子はチャーチチェアーと、北欧の名品であるヨーロピアンビーチ（西欧ブナ）を用いたYチェアーです。　　テーブル、椅子、床と三者三様の素材とデザインなのですが、ぴたりと構図が決まりました。　

＜ご感想のメールをいただきました＞
ダイニングテーブルは　「洋書に出てくるような、分厚いラフな作りの天板に太い４本脚というだけで存在感のある」　というイメージ通り、重厚に仕上がっていると思います。

ホワイトオークのはっきりとした木目は夜に白熱灯のペンダントライトの下で見ると本当にきれいで我が家に居ながらどこかのバーにいるみたいにいい雰囲気を作り出してくれます。

あんまりきれいだったのでデジカメで撮って添付しようとしたのですが写真にはうまくその感じが写らなかったのでぜひいつか日が暮れてから見に来てください。

我が家で本物のアンティークになるまで大切に末永く使わせてもらいます。

ありがとうございました。
ホワイトオークは、場所場所によって、いろいろな文様を見せてくれるので見飽きることがありません。

白熱光の下のオークはきれいでしょうね。　　是非今度お邪魔させてください。

ところで、ホワイトオークといえばウィスキーの樽になる木としても有名です。　　是非オークのテーブルでウィスキーの水割りでもお楽しみいただければと思っています。

末永くご愛顧ください

　　

2年の歳月を経て、だいぶ風格が出てきました。
写真ではちょっと分かりにくいのですが、色も濃くなり、艶も増したように思います。

立派に活躍してくれて、嬉しいですね♪
また、大事にお使いいただいてありがとうございます。

これからも、どうぞよろしくお願いします。