リビングに置く小ぶりのチェストです。
細々したものの収納に便利ですね。

以前にパインのカップボード（右）をご購入いただいたお客様からのご要望で、同じデザイン、同じサイズでの製作をご希望でした。

最初にお問い合わせをいただいた時、当時の図面を引っ張り出してみたのですが、しかし図面といっても細かな部分や全体のプロポーションなどは現物を前にして微調整することも多いので、全てを当てにすることはできません。

幸いお客様はご近所にお住まいですので、実測するためにご自宅へおじゃまをさせていただきました。

採寸をしていると、当時のことが色々と思い出されて懐かしい気分になりますね。
おお、そうだ・・ここはこのように収めたんだったなぁ〜　と言った感じ。

デザインなども・・・　例えば天板に端バメを取り付けるなど、当時はやっていたなぁ〜

という訳で、チェストも同様に橋バメありのデザインとしました（久しぶり）

素材はパインです。

それにしても、ご覧ください。
これ、左右いずれも同じパインなのですよ。

８年ほどの歳月は、パインの色をこんなにも深く濃くするのですね。
もはや、同じ材とは思えない風格です。

仲良く並んだ兄弟のようです。

今から時間が経つと、やがて左のチェストもだんだん色が濃くなって、右のカップボードに近づいていくことでしょう。

木も成長するのです。

それに引き換え、アタクシは・・（汗）