ホワイトオークのチェストです。

工房にていろいろとご要望をお聞きし、デザインをいたしました。

お客様は仕事でこちら（北部九州）へ赴任されており、マンションの一室にお住まいです。

身軽に動けるように家具も少なくしているのだけれど、チェストは必要とのこと・・
そうですよね、衣類をそのままハンガーに吊るしっぱなしにしたり、ソファーの上に置いておくわけにはいきませんよね・・・


　と言いながら、私はいつもそのようにしております　恥ずかしや・・・^_^;

私のことはともかく・・・、　　　チェストです。
ご要望をお聞きしながら、引き出しのサイズや枚数を決めていきました。

最終的に決まったのは5段引き出し・・・
各段のサイズは微妙に違いますが、これは収納する衣類に合わせたものです。

引き出しにはスライドレールを用いることも考えましたが、やはり衣類ダンスですのでレールは使わず、通常のタイプとしました。

湿度調整をして中の衣類を守るのには、これが最適です。

天板と側板の連結は、お客様のご要望により組手を用いました。
量産家具にはなかなかみられない、手作りならではの味わいがありますね・・・

と、自画自賛。

取っ手は最後まで悩んだアイテムですが、金属製の黒いツマミを取り付けました。

材種のホワイトオークによくマッチして、ちょっとハードな感じのよいアクセントになりました。

このチェストのイメージに合わせてお客様が購入したランプを置きました。

夜は、このランプの明かりがホワイトオークの木目を際だたせることでしょう。


古来よりの技法による正しいチェスト、衣装ダンスです。
今日も、やさしく衣服を包みます。