木工房シンプルちゃぶ台

ちゃぶ台のご相談をいただきました。

ちゃぶ台というと昭和の時代を思い出しますが、小さくて軽いちゃぶ台は、個人用のテーブルとしては現在の住宅環境にあっても、とても使い勝手の良いものではないでしょうか。　　最近は、若い人たちを中心にちゃぶ台人気が高まっているようですが、レトロな感じがうけての一過性のものではなく、やはりその使い勝手が評価されてのことではないのかな？　　などと思ってます。　　ご依頼を受けて、改めてちゃぶ台の効用などを考えてみました。

住宅がフローリングの洋間中心になっても、やはりそこは日本人です・・・床にぺたんと座る生活は手放せません。　　フローリングの上にじゅうたんなどを敷き、その上にちゃぶ台を・・というご依頼でしたが、多くはこのような使い方をされるのではないでしょうか。

そこで、洋間において違和感がないようにデザインを考えてみました。　　と言っても・・・丸い天板に四本脚をつけただけですが、天板の厚みは20ミリまで削りこんでできるだけ軽くし、脚には色の違う木を使ってアクセントとしました。　　デザインは二つ・・・オーソドックスな形と、脚の部分を切り取り、少し変化をつけた形です。